「絵 教本 いらない」とか「絵 参考書 買ってはいけない」なんてワードを時々見かけますが、絵を描く為の参考書って数も多いし迷いますよね。そもそも「いるのか・いらないのか」も迷う方いらっしゃると思います。
私自身25年以上お絵描きをしているのと、元々「本が好き」という事もあって参考書は30冊以上購入してきました!
良かったもの、正直はずれだったもの、様々あります。
そんな私の経験を踏まえてお絵描き独学派に参考書の種類・選び方を解説・紹介します!
絵の参考書は買っちゃダメ?

まず結論から言うと「絵の参考書は買って大丈夫・むしろ買って下さい」です。
初心者さんから経験者まで全ての方に当てはまります。
というのも、絵に限らず何かを学ぶ場合参考書を準備しますよね?
例えば
- 資格の勉強をする時
- TOEICの勉強をする時
- 計算や漢字の練習をする時
- ペン字練習をする時
…などなど、初心者はもちろん、経験者であっても場合によってはチェックする為・練習する為に参考書は手にするものです。
お絵描きも同じです。
お絵描きは紙とペンさえあればいつでも、「誰でも、どこでも」」できる事ですが、「どうやって」に関しては多少なりとも情報を得る必要があります。
そこで役立つのが「参考書」になります。
なので、参考書は「いらない・買っちゃダメ」ではなく「ちゃんと参考になるものを手にしましょう」が正解になります。
参考になる絵の参考書とは?
昨今はデジ絵が主流になり、誰でも絵を気軽に描けるようになった事もあって、お絵描き関連の参考書も非常に多いです。
本屋さんに行くと美術書関連の棚に「●●の描き方」といった書籍沢山置かれてますよね。眺めるの大好きです。
逆を言えば「多過ぎて何をどう選んだらいいのか分からない」と思います。
かつ、参考書は全ページカラーである事も普通なのでそこそこお値段もします。
つまり、「参考書選び失敗したくない…っ!!」が本音ですよね。
分かるー。分かりますよ。実際私も何度も何度も失敗しました…。なので、通算30冊以上は買いましたが、現在手元に残っている参考書はわずかです。
ではなぜ失敗するのか、参考になる参考書とは何なのか、それについて解説します。
参考書と資料集がある事を理解しよう
まずこれ。
一番失敗しやすい例が「参考書」と「資料集」を混在して考えてしまった結果「結局使えない本」になってしまうというパターンです。
これは特に初心者さんが陥りやすいパターンですね。私も学生の頃はよくこの失敗をしました。
ここからは個人的なそれぞれの解釈ですがご覧下さい。
参考書とは
参考書は主に「基礎」です。絵を描く為の素体が何であるか、その素体の描き方・捉え方がしっかりと解説されている、つまり「どうやって」が分かる書籍です。
資料集とは
資料集は主に「装飾」です。参考書の素体に対して、どのような「ポーズ」を付けるか、「洋服を着せるか」「背景を置くか」その参考にする為の資料書籍です。
以上を踏まえた上で「失敗しがちなパターン」というのは「参考書ではなく資料集」を購入してしまうパターンになります。
どういうことかというと、資料集は「装飾」の為、一見分かりやすく華やかです。なので「自分の描きたいものはこれだ!」と手にし易いんですよね。
でも、そもそもの描き方が分からないのに「装飾」の為の資料だけを見てしまうので「え…使えない」になるというモッタイナイ状態となります。
私の失敗も実を言うとこれです。本当にモッタイナイ…本も…お金も…
じゃあどうすればこの「モッタイナイ状態」を回避できるのか、それをこの後解説しつつ選び方とおすすめの参考書を紹介します。
絵の参考書の選び方
ではここから「参考書の選び方」を紹介していきます。
絵の参考書の選び方のポイント
参考書を選ぶ時、注意したいポイントはこちら。
- 描きたいのは「人」「動物」「建物」..どれがメインなのかを明確にする
- 好みの絵柄・流行の絵柄で選ばず、リアル寄りなベーシックのものにする
- 衣服、ポーズ、心得などがメインではない事を確認する
簡単にそれぞれのポイントについてを解説します。
何をメインに描きたいのかを明確にする
おそらくこの記事を読んでいらっしゃる方の多くは「人」を描きたい方が大多数かと思います。私自身も「人」を描くものとして、その視点から参考書等も「人」を描く事が前提でおすすめをしております。
ですが、「あれ?実は自分は人じゃなくて機械を描きたいのかも…」という場合、「人」を描く為の参考書を手にしてもあまり意味は無さそうですよね。無駄になってしまってはモッタイナイので、まず自分は何を描きたいのかを明確にしておくことをお勧めします。
好みの絵柄・流行の絵柄で選ばない
最近は人気の絵師さんが参考書らしきもののイラストを描かれていたり、メインで1冊描かれていることもあります。もちろんモチベーションを維持する為にも「好きな絵」を参考にする事自体は間違いではありません。
ですが、好みの絵柄や流行の絵柄は変化します。基礎の基礎なスキルを身に着けたいのであればベーシックな絵柄で解説されている参考書を選ぶ事をおすすめします。
衣服、ポーズ、心得などがメインではない
前の項目でも触れましたが、「衣服、ポーズ」を掲載しているものは絵を描く為の解説・参考書ではなく「資料集」です。
「人」が問題なく描けているレベルの方であれば「参考資料」として利用できると思いますが、そうでない場合は活用ができず「モッタイナイ状態」になってしまいます。
見ているだけでも楽しいですし、ついつい手に取っちゃいますよね。でも、資料集は本当に必要な時に手にしましょう。資料集も安くはないので、無駄にしてしまうのはやっぱりモッタイナイです。
では以上3つのポイントをおさえた個人的におすすめな参考書を次に紹介。
絵の参考書おすすめはこの3冊
様々な参考書ありますが、個人的に実際利用をしてお勧めかつ鉄板な参考書を3冊紹介します。
この3冊は大学受験における赤本並みに鉄板であり必読位のちゃんとした「参考書」です。
①人を描くのって楽しいね!
【人を描くのって楽しいね】は同名のWebサイトがあり、それをまとめて書籍にしたものになります。基礎の基礎である「線を描こう、丸を描こう」から始まりパーツを簡略化したものからリアルなパーツに落とし込んでいくので初心者でも分かりやすく、経験者でも「はっ」とするポイントが多々あります。
最近よく見かける「絵を描くなら解剖学!」というアプローチではなく、本当に分かりやすい丸や四角などから「楽しく描いてみよう」がコンセプトなので取り組みやすいと思います。
やさしい人物画
【やさしい人物画】は、なんと1976年にA・ルーミス氏によって書かれたものです。
「そんなに古いのに参考になるの?!」と思われる方もいるかもしれませんが、逆に言えばそれだけ前からずっと支持されている参考書でもあるという事です。リアルベースな描画なので、普遍的でどの時代でも参考になるベーシックな人体比率で画面への入れ方などを学ぶには参考になる1冊です。
ルーミス先生は他にも表情などをまとめた参考書もあるのであわせてチェックしてみるのもお勧めです。
スカルプターのための美術解剖学
【スカルプターのための美術解剖学】は実写・3Dをベースに筋肉の付き方から様々な身体の動きをほぼ画像オンリーでまとめられた参考書です。
非常に分厚くてオールカラーの為か、正直言って非常に高価です。なんと5,500円です!
ですが、その価格に見合う程に非常に有益な参考書でもあります。
お絵描き中に例えば腕を動かす、脚を動かすようなポーズの時に筋肉の付き方から可動域をチェックできるので、不自然なポージングになることを防ぐことができます!
絵の参考書を試し読みするならKindle Unlimited
私も一時期利用をしていたのですが、AmazonのKindle Unlimitedに加入して0円の参考書を読み漁ってみるのもお勧めです。
というのも、何度も言ってますが参考書は「高い」です。
なので、自分にあっているか、求めるものがあるのかを見極めるのは難しい部分があります。その点、Kindle Unlimitedは月額980円でUnlimited対象の書籍を読むことができます。
ちなみに、パソコンでもスマホでもKindleのアプリをインストールすれば利用可能ですので、専用端末は不要です。
利用した事が無い方であれば30日間無料体験可能なので、30日目に解約をしちゃえばお金をかけずに参考書を読むことができます。
また、「参考書」というよりは「資料集」である書籍も沢山ありますので、「参考書」と「資料集」の違いをチェックしてみるというのもモッタイナイ状態にしない為にもお勧めです。
初回利用であればこれらも全部「無料」で読めちゃいますが、月額980円払ったとしても、これらの書籍は通常は1,000~2,000円以上するので、1冊読むだけでもかなりお得です。
いやぁ、本当に私自身は色んな本買いまくって失敗しまくってますからねぇ…。使えるものは使って、無駄にせずスキルアップをして下さい。
→Amazon Kindle Unlimitedを無料で試してみる
「いや、そもそも本を読むのは苦手」と言う方はお絵描き講座にて動画でチェックをしてみるのもありです。
私も受講してみた「パルミー」についてはこちらの記事でもまとめているので、気になる方はチェックしてみて下さい。こちらも無料で7日間お試しする事ができるので、ご自分に合った方法でお絵描きライフを楽しんで下さいね!
